キューバ革命以来のバースデーケーキ
生活をしたい、という欲望。映画をみたり本を読んだり景色を見て、ああ〜と自分の経験を回顧してエモくなったりすきな人と新しい感情を育んだり知らない経験を積む生活をしたい、という欲望。
何かを創造することがこんなにも苦しいとは思わなかった。まだ始まったばかりなんですけど。自分を切り開いて中身をまじまじと見ることの苦しみ。まじまじと見ることで反省される現状況、現在の他人との関係性とか蔑ろにしてた違和感とか。
未来は見ないようにしていたけど、どうしても見ざるを得ない。考えざるを得ない。つれぇ。
失うものはもうないと思い込んでいたけど、よく見てみるとこんなに沢山失いたくないと願う大切なものが自分の中にあった。びっくりしちゃった。びっくりしすぎて失わないようにと軽率な選択をしてしまったかもしれない。
後悔先に立たず。
「今」が思いのほか幸せだったこととか。「過去」が思いのほか豊かだったこととか。
たとえば「過去」が思いのほか豊かだったとして、じゃあどうすれば同じ豊かさに戻れるかと考えて、これまでの過程で得てきたもの捨てたら元に戻れるかというとそんなことはなかったのだ。
もう既に積み重ねてきた自分自身は元には戻せなかった。
これから先もたくさんの選択が迫られている。おそろしぃ〜選択したくない。自分の人生の責任を自分が担うのマジでヤダ。結局最初から最後まで責任は私にしかない訳だけど。自覚したくねぇ。
話が逸れるけど、私が選んだ全ての愛しい人たちに「快」の感情しか抱かないかといえばそんなことはない。一方選ばずとも致し方なく出会ってしまった人々に対する感情が全て「不快」かといえばそんなこともない。そんなことはみんな知っていますけども、改めて見直す時が来た。
一人一人の人間に対して、もっと丁寧になる必要がある。丁寧で且つ公平な視点。
いろんな選択を迫られている、21歳夏。
欲しいものは全部欲しい、嫌いなものは全部捨てたい。そんな融通が効かないところまで来てしまった。それも自分で選んだものなんですが。
つれぇ、おとなになるって…