タンドリーチキンを割いて食べる

昨日の稽古終了後から現在にかけて人間としての調子が最高潮の状態。明日、もしくは数時間後には下り坂をゴロゴロと転がる羽目になる予感がしている。21年生きてきた経験上、幸福や調子の良さというのは実感した瞬間に終わるということを私は知っている。学ぶ生き物なので。しかし下り坂が視界に入りかけたら真上を向いて歩いて、上り坂のてっぺんでしか見えない1番近い空を記憶に焼き付けて、下り坂に差し掛かった瞬間にふと足元掬われる様に転げ落ちるのが1番無駄がなくて良いということも学習済みである。私は上しか見ないぞ。そのうち羽が生えて飛んでっちゃうことを期待しつつな。

 

調子が良すぎるので文章に規制が効かずキモい。しらん。

 

私としてはかなり多忙な日々を送っているので、映画を観たり本を読んだりしたいと思いつつも映画を観たり本を読んだりする暇がない。クゥ。こんな時には暇なのに天井だけを見上げてた春休みの自分を恨みかけるのだが、あれはあれで必要な時間だったのだと何だかんだ許してしまう。自分に最も優しい人間なので過去の自分も絶対に責めない。優しい世界。

 

映画は観れていないが、観劇はせねばということで一昨日、劇団東京乾電池のアトリエ公演を観に行った。

竹内銃一郎作『眠レ、巴里』

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不条理劇だった(たぶん)。不条理劇というのを初めて生で観たので、お〜これが不条理劇か、となった。ハルムスの不条理劇を戯曲で読んだことはあったけど芝居を生で観るのは初めてだった。観終わったあと、脳みそを整理することができず、エネルギーの行き場を見失った為にケバブ屋のおじさんが鳩に餌をあげてるのを立ち尽くして見ることしかできなかった。困惑の仕方が分かりやすい。

観劇という行為をそこまで経験したことがないので、観劇の感想を述べること少し躊躇われるけど調子がいいので述べちゃおうかな〜

 

そもそも、アトリエ乾電池のサイズ感に驚かされた。小さい。あと袖が舞台奥の少し上がったところにドアがあるだけだった。そういやスズナリもドアになってるな。アングラ演劇の劇場だと普通のことなのかな。知識がないのでわかりません。

大道具もなく、舞台にはベットを模したシーツがあるだけ。ほう。という感想を持った。

 

まあそんな感じで…

ふむ…

(感想書くのめんどくさくなってきたなあ)

 

です。

 

まあ全てを省略して薄っぺらい感想を述べると、面白かったぜ!!!だって終わってからこうやって悶々と考えさせるコンテンツは全て面白いってことだろ!!!な!!!

芝居としては会話のテンポ感がすごく良かった。被せ気味の速い会話が心地よかったし、非現実的で興奮した。笑えた。俳優も良かった。観ててグッとくる演技だったと思う。細かいことはコメントするの恥ずかしいのでやめます。

 

そもそも東京乾電池の公演を観に行こうと思ったきっかけとして、先月に『柄本家のゴドー』をなんとなく行ったユーロスペースでなんとなく観て、

柄本明の劇団そういえば全然知らなかったな下北にアトリエあんのかこんどみにいこー

となったからでした。

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柄本明カッコいいよな人間として。映画自体かなり良くて、稽古が始まる前だったのでこれから自分が俳優を目指すことに対する腹くくりが果たされたのと、ベケットの存在を知るきっかけになった。無知なので外に出ると色々知れて楽しいね。

ちょうどゼミのテーマとして「道化」を考えていたタイミングだったので不条理劇と道化というテーマが繋がり、鑑賞後、ガッテン!!!というきもちになった。年に5.6回そういう気持ちになる瞬間あるよね。いい気持ちだよね。

 

今回は柄本明の演出ではなかったので2ヶ月後の柄本明演出のアトリエ公演もまた観に行こうと思った。来月は別役実の戯曲を演るということなのでそれも気になる。3ヶ月連続アトリエ公演ということでスタンプラリーをやっていたし、数見るには基本的にお高い観劇料も2000円というお手頃さだったのでよい。

 

最後に2点、わたくしの方からどうでもよい報告をします。

 

まず、銭湯のサウナで(おそらく)持って帰ってきた水虫が痒い。思い出したらもっと痒くなってきた。早く病院行って薬もらって直さないといつまでたっても銭湯に行けない。

 

そして1.2ヶ月前まで納豆嫌いを自称してたんだけど、なんか良くわからんが最近納豆を毎日食べている。納豆キムチで基本的に全てがなんとかなる。人は流れる川の如く変わりゆく生き物ですね。

 

数日後に迫ったゼミの発表準備しなきゃならないのでさっさと家に帰って寝ようっと。忙しいのにゼミに参加して発表もやってエラい。えらすぎてエラスムスになってしまうな〜