ホーミィって何だよ

「うまくいっている」という感覚はものの2秒程でいつも崩れ落ちる。崩れた瞬間に、自分が不毛な石積みをしていてしかもそれを永遠に繰り返さなければならない運命の中にいることに気がつく。不毛さを自覚しながらもまた石を積み始めて盲目的に熱中している。そんな感じですね。

 

 

私が後悔や罪悪感を感じる基準を作っている私はちょっとバグっていると思う。冷静に考えて背徳感が在るべき所で、何も感じていない自分が少し恐ろしい。一方不必要な所にトラウマになるくらい深い罪悪感を植え付けたりする。

プライドとか社会の目ではなくて、自分や好きな人間が傷つかないようにということを最重要事項として生活の反省をするからそうなるのかな。この最重要事項を変える気もないので別にどうでもいいのだけど。

 

 

最近、何者にもならないぞ、という心の気張りが自然発生した。多くの人たちが何者かになりたいのになれなくて悶える世の中に対するアンチテーゼとしてなのか、本当に心の底から望んでるのか分からん。何者でもない者になるという矛盾が起こっているジャン!という指摘はまだ私の中に無いみたいです。

行動を起こし始め視界が少し良くなったせいで道筋が現れた為に生じた未来を考える義務を拒否しているのかもしれない。永遠にホーボーで居たい、と思う現時点。

 

社会がこわい。社会の吸引力がこわい。社会の歯車に知らぬ間に巻き込まれてしまうのでは無いか、と日々ちびりそうなくらいこわがっている。自分が盲目でありながら盲目であるという自覚をそのうち失ってしまう気がする。

 

こえ〜!あらゆるものがこえ〜!自分さえこえ〜!!!

 

救われようと、発泡スチロールのように繊細で軽い心を持って日曜夜の新宿に出かけたら案の定砕けてポロポロになっちゃった。

5キロ以上の重さのリュックを背負って日々通っている新宿を、超軽装とふわふわの心と体で見上げたらいつもと少し違った景色が観れたので良いという事にします。

 

あしたから何とかなると思いますたぶん。また無心で石を積む日々をやる。