書きかけ昇華2

傷つく、ということについてここ最近はずっとずっと考えている。同じネタでソロ議論を繰り返してるのクソダサなのでそろそろ辞めようと思い、少々長めの文章でまとめることにした。

 

弱肉強食の社会は終わりつつあり、弱者が弱者として弱者同士結託し強者を張り倒す力を持ち始めたように思う。良いとか悪いとかそういう事を抜きにして、少し遠いところから眺めるとなんか奇妙な状況に見えんねん。

 

かくいう私はたぶん、この社会の変化の只中にいる当事者でない。ひとまず自分を社会的弱者だと感じたことはないので。

頭身バグってるけど五体満足だし、女性ホルモン少なめだけどノンケだし、エンゲル係数高い家庭生まれだけど部屋に小銭転がってるし、モテないけど愛されてる。

差別されたり虐げられたりしてトラウマを負わされたことは一度もない。

でも人並みに傷つく。もしくは人並み以上に傷つく心を生まれ持ってしまったという自覚がある。人間それぞれが生まれ持つ悪意ゼロ%の棘でめためたに傷ついて血だらけになり発狂しかけた経験なぞ掃いて捨てるほどある。所謂メンヘラというのだろうか。

自分の傷つきやすさに気がついたのは恐らく中学生とかで、それから如何に傷つかずに生きていくか探ることが人生のタスクとして常に課されている。

大学生になり1.2年経ったころ、相変わらずそのタスクをこなしつつ成長してたわけなんだけど、自分を傷つけている殆どの原因が自分であることを発見。(世紀の大発見!)無意識にメンタルリストカットしている己を調教し直すことで多くの自我が救われたのであった………

 

対面する他者からかけられた言葉や態度によってつけられたと思っていた傷は、結局、他者を鏡として反射した自分からの攻撃から受けたものだったのである。全部じつは反射やねん。だって他者の言葉の実際の真意なんて、どんな手を尽くしても完全に分からんのにその言葉に己の深部に及ぶほどの傷をつける能力あるわけないじゃないですか、ねえ。