只ならぬ鯖
言葉にしたいことがたくさん溢れてくるのは、天井を見上げるか床を見つめるしか出来なくなるほどべろべろに酔っ払ったときなので、ケータイを開いて文字を入力せずとも文章が書けたらいいのにね。
この世界で私とあなた以外にとって無意味で全く興味がないような自分語りとかをダラダラと非生産的に語り合えたら幸せだろうな、と妄想をしますよね。その「あなた」であって、他の誰でもないんですよね。特別でハイパー特別な人。そんな存在ってあり得るんですか?酔っ払ってヘロヘロに精神が弱っている私にとってはあり得るものに感じるのですが、昼間の、最強な自分には幻想に思えるらしいのです。
孤独をひしひしと感じているときに限って、夢物語を信じ込みやすい。だから酒を飲む。酒を飲んだ孤独はとても繊細で尊くて弱くて、守ってあげなければ、という意思が働くのかもしれない。先日の酒飲み論とは全く正反対のことを言っている。ダブルスタンダード!
昔は家族という存在、最強だったよね?私は末っ子だから尚更なのかもしれないが、自分は一番馬鹿で無知でアホで、でも家に帰れば「絶対的正」な人間が居て、しかもその人たちが自分のことを無償で愛していてくれて、無敵だったよね。自分の知らないこと全部知ってて、聞いたら教えてくれて、私の間違っているところを愛を持って正してくれるという最強存在。私無敵だった。
その最強存在とはかけ離れたところで、家族も知らない経験をたくさん積んで、ハタチを過ぎ、彼らと同じ一人の人間として立ち上がったとき、家族なのに!!!生きるスタンスがこんなにも違うのか、とか、私の疑問に対して満足のいく答えを与えてくれない「元最強存在」に絶望をした。悲しすぎるよなこんなの。じゃあ私は今後何に縋って生きていけば良いのじゃ。
あいも変わらず、無償の愛情を与えてくれていて、私は本当に恵まれている。自分が生まれてから不幸だと思ったことがないのは、この家庭のおかげだと心から思う。でももうなんか、違う。違うと思っている自分は、とても罪悪感がある。悪い意味での背徳感。私は彼らを心の何処かで小馬鹿にしているのか?
最強存在であった家族にさえもそんな感情を抱いてしまう私は、果たして、何か他人や対象に対して心からのリスペクトを永遠に保つこと出来るのか?
これってもしかして…遅れてきた反抗期???遅れてきたせいでこんなに捻くれてしまっているのですか?もしくは私は家族信仰をし過ぎていたのだろうか?
どうすりゃええんや。
悲しみでいっぱいの水曜日