書きかけ昇華7-両面印刷に失敗

時間がない、もうすぐ出発しなきゃならぬ。

これからテスト。あんまり勉強してないけど、授業は一生懸命受けていた印象があるのでたぶん私の身体がなんとかしてくれる。

 

意識的妄想を始めようと思って、昨日試しにやってみた。どんどん話が逸れていく教授の授業中に。

なかなか疲れるのだが、めちゃくちゃに楽しい。遠くへ行った気持ちがする。タダで遠くに行けるので、お金がないけど遠くに行きたい私にとてもぴったりだと思った。

 

遠くに行ったらあまりにも気分が良くなり、でもその気分の良さが地に足がついていないタイプの気分の良さではなく、体重が10キロくらい軽くなった上で低反発マットの上に立つような気分の良さだったので、家に帰って髪を切った。

体重が20キロくらい軽くなるような気分の良さだった。強い気持ち。またタダで遠くへ行けた。

 

怠惰の念を殺す努力によって、私はどんどん軽くなれるのだと分かった。怠惰の念は引力を強めて、私はどんどん遠くへ行けなくなる。足は地面にのめり込み、地面は沼みたいに私を飲み込んで、そのうちもうどこへも行かれなくなる。

 

遠くへ行こうと思う、タダで。

私は手ぶらの一文無し。遠くへ行こう。